歯周病の予防と診療

宇都宮の歯周病治療ならかねこ歯科

1. 歯周病チェック

以下の項目に1つでも当てはまる場合は軽度の歯周病が疑われます。また、2~4項目が当てはまれば中程度の歯周病、それ以上ある場合は重度の歯周病が疑われます。
歯周病は早期発見と予防管理がとても重要です。

  • 歯と歯の間に食べ物がよく挟まるようになった
  • 口臭が強くなった気がする
  • 歯ぐきがやせて歯の根元が出ている
  • 歯が浮いたような違和感がする
  • 歯磨きすると歯茎から血が出る
  • 起床時、口の中がネバネバする
  • 歯ぐきが腫れている感じがする
  • 歯がぐらついて硬い物がかめない
  • 冷たい水がしみる

2. 歯周病とは

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健康な歯を失わせる悲しい病

歯周病はゆっくりと進行し、初期は痛みを伴わないため自分では気づきにくい病気です。
歯磨きをした時に歯茎から血が出るなどの自覚症状が出たころには、重度の一歩手前まで進行しており、歯を支えている骨を溶かし始めています。

虫歯の無いきれいな歯にも関わらず、歯周病は骨を溶かしてその美しい歯を失わせる本当に悲しい病です。

さらに、最新の研究では歯周病の悪化が全身に悪影響を及ぼすことが分かってきました。糖尿病、心臓病、早産や低体重出産、誤嚥性肺炎など、これらを悪化させたり引き起こす原因なのです。

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歯を失う最も多い原因

歯周病は女性の方が多い

歯周病は日本人が歯を失う原因の第一位です。厚生労働省(平成26年患者調査の概況 )の調査で「30歳以上の80%が歯周病にかかっている」と発表され、男性よりも女性が多いことも報告されています。

3. 進行度からみる歯周病

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進行度に合わせた治療

歯周病の進行度合いは、大きく分けると4つにわけることができます。

歯周病 進行度1

歯周病ステージ1

歯と歯肉の境目にプラークがたまり歯周ポケットという溝ができます。多くの場合、痛みは無くご自身で気づきにくい初期症状です。

- 治療 -
この段階で発見できれば定期的なクリーニングとご自身のお口の特徴に合わせたセルフケアで進行を抑えることができます。

歯周病 進行度2

歯周病ステージ2

歯肉が赤くなり始め、歯磨きをすると出血することがあります。この頃から歯を支える骨が溶け始めます。

- 治療 -
歯にこびりついたプラークと歯石を入念に取り除くスケーリングをします。継続的なクリーニングで進行を止めます。

歯周病 進行度3

歯周病ステージ3

歯肉はより赤くなり何もしなくても出血することがあります。また排膿(ウミが出る)があるため口臭を伴う場合があります。
骨が溶けて歯が少しグラグラしてきます。

- 治療 -
この段階までくると隣り合う歯も歯周病の進行が見られ、短い間隔で来院いただき入念なクリーニングが必要です。

歯周病 進行度4

歯周病ステージ4

出血と排膿を伴う状態です。歯を支える骨がほとんど溶けてしまい歯が抜けてしまいそうなほどグラグラします。

- 治療 -
場合によっては外科を伴う治療が必要です。

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重要な定期健診

定期健診で歯周病の予防と管理

前述の通り、歯周病の初期症状はご自身で気づきにくい特徴があります。ですが、初期症状で発見することができれば進行を止めることができる特徴もあります。
歯周病予防のためにはご自身に合ったセルフケアと定期健診がとても重要なのです。

定期健診は3〜6ヶ月に1回お越しいただき、30分ほど診療ユニットでおくつろぎ頂くだけで、歯周病などのお口のトラブルを未然に防ぎ、歯をツルツルにいたします。

図のような専用器材とクリーニングペースト、スケーラーを使って「 歯と歯のあいだ」「 歯ぐきと歯の境目」などにあるプラークや歯石を徹底的に落とします。

予防歯科について詳しくは >

4. 歯周病の診療の流れ

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ご予約

宇都宮の歯周病治療のご予約

お越し頂いた際にお待たせしないためにもお電話にて初診のご予約を承ります。
痛みをともなう場合はその旨をお伝えください。お待ちいただく場合がありますが当日に診察いたします。

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予診票の記入

まずは保険証をお預かりし予診票をご記入頂きます。症状を正確に把握させて頂くため、できるだけ詳しくご記入ください。

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初診検査

歯周病治療の検査

口腔内検査・歯ぐきや歯石の状態を調べ、お口の中の写真とレントゲンを撮影します。当院はデジタルレントゲンを採用しており、少ないX線量で撮影することができます。

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歯周病治療開始

歯周病治療開始

歯周病の進行度合いに合わせた治療をします。
また治療と並行してご自身のお口の特徴を知っていただき、より効果的なセルフケアの仕方をレクチャーいたします。

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歯周病を予防管理する定期健診

歯周病治療のメンテナンス

治療後も歯周病の進行を止め、トラブルを未然に防ぐためにも定期健診はとても大切です。
お越しいただく間隔はお口の環境に合わせて3〜6ヶ月に1回、治療ユニットで30分前後おくつろぎ頂き、専門スタッフが入念にクリーニングいたします。

歯周病は早期発見が大切です
疑わし時は早めに受診ください
共に大切な歯を守ります

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